2021年7月
福井番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
法螺吹くと軽い話に雨が降る
暁美
少しずつきれいな丸になる絆
由紀子
古里は原発依存とどめなく
信雄
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
緊張が解けてため息吐いている
操
手をかけたサラダ菜虫に先超され
敏子
風鈴は昭和の軒の風物詩
照恵
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
真ん中に投げたつもりの始球式
好太
無観客それでも結ぶ万国旗
八重子
情念の渦巻く胸を絶ち切れず
清孝
石仏の水子が母の胸に棲む
好太
三国番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
さざ波の内に収める苦労人
光行
だるいなと感じる日々が増えてきた
弘子
言わんでもいい事言って大目玉
繁喜
武生番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
ケンカした姉の電話を待っている
幸子
約束をグチャグチャにした新コロナ
和子
滋賀京都そして電車は大阪へ
はる子
歴史まで塗り替えました土石流
和子
今立番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
神の声聴こえ心が照らされる
さち子
喜寿の坂まだおり姫になって舞う
栄子
満月の雲をにじませ趣を誘う
静枝
大野番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
点滴のスピード落ちて回復期
節子
半夏生やがて鰻も焼かれる身
逸子
パラ五輪手薬煉引いて待つコロナ
正富
金津番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
肩こりのツボに当たらぬ妻の指
年江
縫い代を多めに母の思い遣り
恵子
バンジーの前で勇気が空回り
長雄
勇気ある老いだポツンと一軒家
繁一
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
腹の子が元気ですよと合図くれ
ゆり
余裕ある答弁後ろ盾がある
照子
遠雷に洗濯物が騒ぎ出す
みつ子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
ふる里を語れば昭和こぼれ出る
せつ子
制服を着れば仕事の顔になる
えつ子
忘れっぽい頭に詰める難漢字
志津子
県民川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
手を焼いた子供が変わる成長期
照子
記念切手並んで買った昭和の子
照子
もの忘れ加速度ついて八十路入り
弘明
大関川柳会
最終更新日 2021.8.3
7月の秀句
おばあちゃん他人の顔ですれ違う
孝代
お洒落してどこへ行くのか他人様
とよ子
孫の声ねだる一言走る祖父
信子