2021年1月
福井番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
ひとまずはとぼけた顔でやりすごす
由紀子
人間の裏表みる下り坂
富子
いつお会いしても対角線にいる
洋介
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
見えますかマスクの下の薄化粧
春美
地蔵さんのおつむに落ちるなごり雪
操
招待をされても辞退する宇宙
孝一郎
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
院内のパンデミックに泣く白衣
峰隆
番傘誌一位掲載ただ涙
喜代治
いつもごめん困った時の母さんで
さよ子
三国番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
無限とは言えぬ資源に病む地球
まりこ
指がもの伝える手話にある温み
繁喜
子や孫を心の支え八十路坂
和子
武生番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
想い出は無限泣いたり笑ったり
幸子
せり合いに敗れ時計の針の音
あや湖
籠る日へ雪は天井裏に降る
和子
今行くよさわやかな声電話切る
妙子
今立番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
恩徳讃の唱和で締まるお念仏
田甫
遠いけど一歩ずつ追う希望の灯
栄子
我が本気迷いあぐねて過ぎた道
たみ子
大野番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
氷河期の孫トンネルを潜り抜け
悦郎
予約日を忘れるほどに調子いい
正美
顔の皺楽しく笑んだ後遺症
正富
金津番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
おだてられみんな手放すお人好し
マチ子
母を待つようにみんなが待つ桜
良一
始まったペット自慢の見栄っ張り
賢爾
三越で買った土産はご近所へ
長雄
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
別々の歌を唄っている夫婦
榮子
どんとこいシングルマザーの太い指
榮子
零戦にあこがれ志願した勇士
文子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
会いたいね言われうきうきまだ女
和子
空腹に何でも食べてきた戦後
正子
人のため自分のためにするマスク
正子
県民川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
忘れたい事から順に夢に出る
宏繁
お腹から笑えた時代青春だ
雅之
心には親の知らない傷ひとつ
雅之
大関川柳会
最終更新日 2021.2.26
2月の秀句
もざもざと米寿の仕事はかどらず
ふじ子
目を見張るひと汗かいた仕事ぶり
幸子
不意の客なんだか一つ置き土産
とよ子