2020年11月
福井番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
うしろ姿亡母そっくりに老いていく
富子
新任の日がまざまざと師を送る
一歩
ハイネ読む大根煮しめ食べている
暁美
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
美味しさを覚えた舌のグルメ旅
照恵
明日への思いを寄せて書く日記
春美
いつも気にかけていますとおだてられ
孝一郎
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
負けてなお負けを認めぬ選挙戦
和代
次の世へ繋ぐ器へ漆掻く
八重子
猫そっと部屋を出て行く場の空気
清孝
三密を守り命と会話する
さよ子
三国番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
心身をブラッシュアップする化粧
千代子
少年の夢と希望を剥ぐコロナ
光行
老いて子に従う夢は砕かれた
恵美
武生番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
笑う日はいつかいつかとコロナ菌
幸子
雪霏霏と村を丸ごと食べ尽くす
幸子
結んだ手放して何処へ行くのやら
はる子
もみじひらひら次の世代のために散る
あや湖
今立番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
いい暮らし描いて流す汗ポタリ
田甫
映画観た余韻に浸る夜の床
栄子
蕎麦打ちに命をかけた水加減
頼保
大野番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
泥に縄そんな人生だったかも
節子
コロナ禍で鼻から下は素顔です
正美
回復期弱音ははかぬ杖といる
加代子
金津番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
ひろげれば未来の匂い紅葉の手
良一
口数が減ったな負けを悟ったか
長雄
分かったと部屋を出しなに捨て台詞
繁一
マンションの夢を見ているワンルーム
恵子
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
里恋し布団の中は母の海
文子
愚かにもピンピンコロリ願う数珠
文子
約束を守り通した赤い糸
百合子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
新型コロナウィルス感染予防のため中止
県民川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
逃げ場所を作り難局乗り越える
快生
里帰り手足伸ばせと母の笑み
照子
一日のノルマに困る万歩計
孝夫
大関川柳会
最終更新日 2020.12.16
11月の秀句
あと一歩根性もてと血が騒ぐ
幸子
快復の兆しメールで送られる
時子