2020年10月
福井番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
階段へ私の足も耐えている
孝代
入口から出口それぞれの歩幅
由紀子
履く前にガラスの靴かテストする
暁美
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
貴方との出会いがあって今家族
和子
一本のタオルと汗がひびき合う
さかゑ
歩け歩け誤解を解いた万歩計
春美
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
人は皆まぶしい時期が訪れる
俊一
目の色の違う身内ができて春
いく枝
気がせせる老いとは痒いとこが増え
好太
手を握るぴったり感がない八十路
好太
三国番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
人肌の適温で飲む秋の夜
あけみ
思うのはコロナ明けての空の旅
憲司
あんなにもしっかりしてた人なのに
千秋
武生番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
新しい命でっかい夢を持つ
あや湖
一枚を重ねて冬に身構える
幸子
潮時と思う砂浜にひとり
和子
守るものあるうちが花とも思う
はる子
今立番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
澄み渡る夕焼け空に秋茜
さち子
大志抱く少年送る過疎の駅
田甫
蜆までコロナ騒ぎで口とざす
すみ子
大野番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
靴下の穴から世相覗き見る
節子
介護車がお迎えと言い叱られる
悦郎
十歳で玉音聞いたそんな齢
芳竹
金津番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
ラブレターでした嬉しいメモ用紙
繁一
ドジ踏んだ数を活かした出世談
田甫
四股を踏む少年の目は国技館
長雄
外野席不思議と見える人間味
輝子
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
薬よりさする母の手良く効いた
ゆり
同情はしないが愛情で包む
榮子
平凡な幸せを編む夫婦部屋
榮子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
手話をする十指の先に愛がある
まきよ
老い二人のんびり暮らす日の景色
前田和子
恥かいてかいて一皮むけてくる
亮
県民川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
気に入ったその一言で仲間入り
宏繁
退屈の虫が長編読めと言う
照子
妻以外今日も誰とも会話せず
宏繁
大関川柳会
最終更新日 2020.11.2
10月の秀句
ポジティブに結果受け止め欝が消え
和子
名月へ虫の音色を聞く夜更け
幸子
あの人と割り切れぬまま秋の空
孝代