2020年8月
福井番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
三世代さめない距離を保たねば
一歩
業平がときどき文をよこすのよ
富子
走り終え何を残すか玉手箱
浩次
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
油断とは兎と亀の物語
孝一郎
これ以上もたれておれぬ親の老い
照恵
ポイ捨てをじっと見ている子のひとみ
操
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
廃校の椅子に座っているトンボ
いく枝
身を晒し相手の気持知る縁
喜代治
蹴飛ばした石から痛い返り討ち
八重子
災害の一部始終を知るテレビ
さよ子
三国番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
不祥事を一身上と書く辞表
登喜雄
眠くなるリズムは母のねんころり
千代子
詐欺行為相手の無知を利用する
榮子
武生番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
空っぽになれた遺言書を焼いた
和子
人間が害虫になったよ地球
幸子
深海へいくつ沈めた涙壺
幸子
思い出をポケットに入れふたをする
眞砂子
今立番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
朝帰りしたくもコロナ邪魔をする
五十八
信仰心抱いて邪念を解きほぐす
栄子
切り売りの西瓜で足りる老二人
田甫
大野番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
帰省する田舎ある人うらやまし
郁夫
時折にやさしい笑みで夢に来る
智恵子
食べさせてもらうスプーン味気ない
加代子
金津番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
約束は忘れてないか四季の花
恵子
振り向いて呉れただけでも心晴れ
繁一
妻の言う何とかなるで晴れる明日
良一
無口でも反対の挙手ぶれてない
輝子
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
嫌なこと忘れるために髪洗う
ゆり
節くれた指がぽつりと語る味
榮子
陽気だった友の遺影が笑いかけ
文子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
売買に仲買人の手のさばき
みつゑ
これからは自分らしくと白い髪
せつ子
熱戦のテレビ画面に熱くなり
亮
県民川柳会
最終更新日 2020.8.28
8月の秀句
夕立が二人の会話邪魔をする
快生
新人の笑顔はじけるお立台
一二
炎天下ぼやきを飛ばす大ジョッキ
和郎
大関川柳会
最終更新日 2020.07.29
8月の秀句
欲張りでまだまだ希望捨てません
ふじ子
面白くない話しだ左耳で聞く
孝代
発想を変えたら愚痴がかくれんぼ
時子