2020年2月
福井番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
風呂敷に包んだ運を持ち歩く
洋介
理由なく割れるときあり夫婦仲
浩次
舌一枚矛盾突かれて割る白状
信雄
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
正面にどっかと君のいる安堵
さかゑ
言い訳をたっぷり聞いていたコップ
操
頑張った自分にあげる金メダル
敏子
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
決意した眉だきりりと一文字
はつお
八月の語り部に降る黒い雨
いく枝
日本中円陣組んでさあ五輪
さよ子
箱の中今も背を押す母の文
さよ子
三国番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
アイドルを気取りマイクを握る孫
直美
仏身に心預ける遍路道
憲司
ボランティア寒い心を温める
五十二
武生番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
老夫婦力関係五分になる
眞砂子
日本の誇りやっぱり白いめし
幸子
まだ道は半ば人生盛り上げる
あや湖
瞳を奪われてしまったらしい絵画展
あや湖
今立番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
噂はね一人歩きが好きなのよ
とし子
働き方改革ふやす休診日
さち子
絵手紙へ梅一輪を添えて出す
玲子
大野番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
通過点今年も無事に誕生日
正美
内緒ごと少しあっても仲がよい
郁夫
春が来てどこを切っても桜色
節子
金津番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
その時は真面目な友の名を借りる
田甫
気が付けば飛んでいたのは籠の中
良一
飛ぶ準備整うころに古稀の壁
恵子
突然の指名に喉が貝になる
輝子
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
自由詩の中で命の丸洗い
榮子
卒寿坂元気で生きている至福
みつ子
新しい風が変えてく輪の空気
榮子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
磨いてもみがききれない鍋の底
俊江
でこぼこの鍋が歴史を物語る
前田和子
寄せ鍋の中で告白箸と箸
亮
県民川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
美しい小石がひとつ手の中に
孝夫
この苦境いつか笑顔の種になる
快生
張り替えの障子が写す春の影
和郎
大関川柳会
最終更新日 2020.03.02
2月の秀句
意地悪な婆で雀も寄りつかぬ
ふじ子
言い訳は意地にも見える子の主張
ちえ子
内裏様二十歳迎えてえびす顔
幸子