2020年1月
福井番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
母の味継いで我が家の節料理
國夫
搾りたてのニュース大空かけぬける
美枝子
いざという時のコインが一つある
由紀子
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
お願いをすれば心の荷が下りる
春美
メモをとる紙がスマホに変わる今
和子
お揃いで今日もお出かけ診療所
敏子
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
それぞれがいつもの場所にいる平和
邦子
北斎の海に風ありしぶきあり
和代
からまって糸口さえも見えぬ拉致
いく枝
三国番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
この愛は冷凍にして離さない
千代子
割り切れぬ思いで臨む通夜の席
憲司
おばんです温い訛りの里は雪
まりこ
武生番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
一年のスタート初日美しい
絹子
わだかまり捨てて握手の掌が温い
あや湖
長生きでまた出会えたよオリンピック
廸子
今立番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
空晴れて今日は吉日靴が鳴る
玲子
受けた矢の先を丸める処世術
田甫
挨拶に突然舞い込むゴーン去る
頼保
大野番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
いつか知る年金からのお年玉
逸子
ふるさとの母が呼び声額の中
悦郎
浮き沈み漂い流れ八十の淵
智恵子
金津番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
一点差悔し涙をバネにする
之則
照る日には寅さんになり散歩する
美紀子
秘書室に社長の天気聞いている
繁一
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
朝焼けの真下で弾み出す命
榮子
初春の鈴満ちる十指でしかと振る
榮子
玄関で家の雰囲気感じ取る
千代
若狭番傘川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
正月が来るたび一つ若返る
正子
神様の疲れぬ内に初詣
えつ子
お元気ですか生きていますと年賀状
明
県民川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
何かあるいつもと違う言葉尻
和郎
古里を歌えば景色見えて来る
照子
大好きと告白受けたオムライス
快生
大関川柳会
最終更新日 2020.1.31
1月の秀句
待ち遠しい遊び相手の孫来たる
かおり
子を想う親の心に歳がない
和子