2019年2月
福井番傘川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
仕舞い湯に小さなトゲがとけていく
富子
核よりも拉致の子戻せ北の国
信雄
はらはらもどきどきもあり子は育つ
國夫
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
一円を笑った罰に今気付く
陽子
捨て場所がまだ決まらない核のごみ
孝一郎
子育ての最初の苦労夜泣きから
秀子
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
核の重荷地球の未来ふと思う
いく枝
屋根裏でいい欲しかった僕の部屋
繁一
打開策へ壁作る人破る人
政子
手探りを積んで晩学這い上がり
政子
三国番傘川柳会
最終更新日 2019.2.4
2月の秀句
意外にも心の丸い父を見る
繁喜
金星の肩で息するインタビュー
恵美
祈るより仕事してねと妻の声
清孝
武生番傘川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
五色の豆があなたに似合う春を呼ぶ
みつ子
少子化の影ひたひたと追ってくる
幸子
どんな時も影はわたしを裏切らぬ
絹子
今立番傘川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
そこを何とか頭下げられ腰折られ
静枝
やがて実を結ぶと信じ出す学費
田甫
崖っぷち勇気と弱気せめぎ合い
澄子
大野番傘川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
おだやかな空気を願う三世代
美枝
今朝は無事また明日が来る八十路坂
淳一
大好きな彼の前では照れ隠し
由利子
金津番傘川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
核心に触れると黙りとおす口
田甫
忖度のチョコ配られる事務机
優美子
拉致家族苦境の波がまだ続く
輝子
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
春は名のみまだまだ伸びているつらら
富士雄
白手袋が徐々に汚れていく政治
富士雄
異姓毎きちんと並ぶ人名簿
みつ子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
幼子の心育む読み聞かせ
正子
うたた寝に疲れが見える大鼾
節子
変化球投げて射とめただんな様
志津子
県民川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
十五夜の月は素顔で冴え渡る
和郎
身内より他人の言葉重みあり
宏繁
うぐいすを招く支度の梅一輪
和郎
大関川柳会
最終更新日 2019.3.4
2月の秀句
落ち込んだ苦境のときも君がいる
かおり
なにくそと苦境に耐えた父の靴
和子
捨てられぬ着物に亡母の影がある
孝代