2018年11月
福井番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
気分屋は闇のへこみに落ちてゆく
暁美
サバ缶が遠い宇宙にゆく快挙
富子
潮騒に揺られて船は遠くなる
美枝子
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
ネクタイを取って向き合う家族の輪
照恵
余生今ひと日一日を噛み締める
陽子
小さな手に大きな夢を乗せる親
和子
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
指輪抜き女の歩幅広くなる
いく枝
ほろ酔いの夫に貸した膝枕
いく枝
ドラ息子断つに断たれぬ血の絆
いく枝
指切りの孫百までというけれど
さよ子
三国番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
叩き上げ現場の声を汲み上げる
直美
母一人子一人だけど前を見る
憲司
季節限定自慢の蟹を待つ港
静子
武生番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
迷いなく選んだ人と五十年
美代子
渡ろうか戻ろうか橋揺れ出した
あや湖
明日への道が遠くてまだ迷う
迪子
今立番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
だみ声が美声おさえて大ヒット
澄子
満たされて心の林花ざかり
栄子
崩したら諭吉の足は韋駄天だ
田甫
大野番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
手ごたえが閉会式に溢れてる
正美
手応えも水の泡です医師試験
逸子
横歩き蟹はまともに泡をふく
加代子
金津番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
軋む音廊下に響きローン済む
田甫
孫が来て何だかんだと風起こす
雄二郎
玄関を出るまで妻の二往復
光惠
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
少年の澄んだ瞳が語る夢
榮子
腹の虫納まらなくてする手揉み
榮子
会話から心の刺が抜けてゆく
文子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
信号が見ている人間の焦り
亮
川柳のおかげで視野が広くなる
えつ子
どんぐりの仲間でいたい趣味の会
岩本和子
県民川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
澄み渡る秋空弾む明日の夢
初枝
家族皆揃って部屋の灯が丸い
悦子
紅葉狩り日に日に変わる山の顔
雅一
大関川柳会
最終更新日 2018.12.3
11月の秀句
つまずいて起きる早さの右ひだり
信子
年老いて目覚ましよりも先に起き
ふじ子
昨日の事忘れていたよ二重買い
孝代