2018年10月
福井番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
かじるだけかじって子等は何処へ行く
國夫
歎異抄すこし齧って見る鼠
暁美
マイペースといつまで言っておれるやら
富子
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
思い出を追えばあの日のかすり傷
春美
思い出のレシピの中に母が居る
春美
会う時はいつも笑顔と決めている
和子
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
流すには惜しい男が一人いる
いく枝
驚きは時間差で来る老いの今
迪子
一呼吸おけば言葉に出る丸み
はつお
三国番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
因縁のめぐり合わせでスターダム
田甫
他店とは安いと思い無駄遣い
千代子
そこはかと秋の気配がする日暮れ
榮子
武生番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
ポケットの中は子供の玉手箱
眞砂子
滔々と流れる川に捨てる自我
まりこ
どちらかが転ぶと流れ狂いだす
みつ子
今立番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
大衆の声きき国の貌になる
栄子
出おくれてすねて横向く芽がひとつ
すみ子
母土産一つ内緒が秘めてあり
静枝
大野番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
腕自慢虫にさされて不眠症
清一郎
長話終わりまだかと腹の虫
正富
まだまだと時を伺う進次郎
勉
金津番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
駅前の赤提灯が出勤簿
長雄
指導者のエゴパワハラになる時世
繁一
願い事重すぎ絵馬が反り返る
文子
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
コンビニの夜は知ってるプチドラマ
典子
懸命に生きて痴呆という具合
榮子
大黒柱支える妻に自負がある
典子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
肩書が取れる気楽な軽い靴
志津子
誘われるふたつ返事の軽い靴
せつ子
出来立ての軽い言葉に乗らぬ靴
岩本和子
県民川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
落葉樹寂しく語る石畳
雅一
ふと迷う書いた女の一行詩
悦子
笑ってる顔が一番いい連鎖
のぶ香
大関川柳会
最終更新日 2108.11.2
10月の秀句
ふり撒いたエゴで味わう孤独感
静枝
待っていたお花畑へ雨しとど
孝代
熱過ぎたコーヒー飲んだハプニング
政枝