2018年8月
福井番傘川柳会
最終更新日 2108.9.5
8月の秀句
酸漿を鳴らし女の悪だくみ
洋介
上手ですなーんて言われ発芽する
暁美
捨て駒で釣って本丸落し入れ
國夫
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
親切が過ぎトラブルになりかける
操
切り札を使いそこねてからの運
陽子
まだ若いつもり身体がついて来ず
孝一郎
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
卒寿まで届く所へきた命
喜代治
義理一つ行ったり来たりする垣根
いく枝
無意識と思う布石が生きてくる
吉範
向日葵が鬼を知ってるかくれんぼ
和代
三国番傘川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
同郷と知って飛び出す国訛り
田甫
教訓を心に刻み歩む道
憲司
長電話軋んだ心晴れました
章江
武生番傘川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
平成の最後の夏は熱っちっち
まりこ
平凡に生きて思わぬ体験記
迪子
気になるなあ父の手帳にある伏せ字
絹子
今立番傘川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
復興へ頼みの綱は援助の手
田甫
荒波へ雑魚は鯨の夢を見る
好太
翻訳家泣かせ日本のわびとさび
澄子
大野番傘川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
人間になりきれなくて石になる
節子
家事苦手それでも嫁に来いと言う
恵美子
外灯が家路を照らしおかえりと
あけみ
金津番傘川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
命がけ身も心にもベルト締め
美和子
痛いだろ痛いだろうと医師はメス
政枝
やぶやぶと生涯世話になった父
光惠
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
ゆとりある心で悟す名コーチ
照子
目が覚めて指折り数え句を作る
みつ子
あの顔で隅に置けない発展家
榮子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
若者の夢が弾けている表紙
えつ子
名月に秘密は何もありません
明
アドリブが冴えて話が弾み出す
亮
県民川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
満天の星がダム湖へ降り注ぐ
照子
夏負けに水一杯のうまいこと
孝夫
生き延びる数だけ赤い服を買う
悦子
大関川柳会
最終更新日 2018.9.5
8月の秀句
痛み取る主治医はいつも母でした
時子
灼熱の痛みこらえている軍手
孝代
髪型をかえても晴れぬ今日のうつ
喜代子