2018年3月
福井番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
枯葉舞う風の都合に合わせ舞う
國夫
手に残る感触あなたを忘れない
孝代
遺影などいらぬその内風になる
富子
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
あちこちに置いてあります虫メガネ
重美
角ばった石が流れを変えていく
さかゑ
メガネ換え昨日と違う自分見る
和子
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
大ジョッキ明日の命を予約する
吉範
値段より思い出詰まった品ばかり
廸子
真相へメガネの奥の目が光る
清孝
晩ごはん夫エプロン妻ビール
啓子
三国番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
大丈夫主人はいびきかいている
静子
権力を嵩にバッジの空威張り
清孝
一歩出た次を促すベビー靴
直美
武生番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
青大将寝そべっている過疎の駅
絹子
触ると危険そんなはかない恋でした
幸子
来た道をほめよう母の認知症
和子
今立番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
愛の花心の野原埋め尽くす
栄子
特Aの望みが叶ういちほまれ
好太
別れましょ椅子蹴飛ばしたハイヒール
田甫
大野番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
海底のトンネル蟹の顔知らず
芳竹
黙りこむ背中がかたる胸のうち
正美
まだ会議少し黙って様子見る
澄子
金津番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
人類が丸い地球で睨み合い
文子
るんるんと鼻歌響く妻の朝
典子
鬼の留守寝よか食べよかもう日暮れ
政枝
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
私を丸ごと洗う雨の午後
榮子
井戸端の女が吹かす怖い風
千栄子
夕焼け小焼け母の灯りが待っている
百合子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
あの頃は優しかったな腕枕
俊江
会いたくて枕の下に写真入れ
えつ子
飼い猫にいつも取られるひざ枕
正子
県民川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
ひと手間を省いて終わる独り飯
隆之
少年が笑顔で譲る雪の道
孝夫
色合わせ春が溶け合う絵の具皿
和郎
大関川柳会
最終更新日 2018.4.2
3月の秀句
ルンルンを夢に描いてまた明日
幸子
百円の店でいきいきする財布
ふじ子
どこまでが常識かな現代っ子
時子