2017年10月
福井番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
折り紙が老母の指と戯れる
國夫
再稼働子孫に残す負の遺産
信雄
六月の雨口紅は桃の色
暁美
地に落ちた椿がしゃべる隠しごと
洋介
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
さっぱりとしたい私が欲深い
陽子
捨て猫が家族になっていくドラマ
操
人生が詰まったかばん宝物
和子
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
ほろ酔いに信じなさいとでかい月
和代
年金に感謝私の命綱
繁一
急ぐことなかろう天への旅ならば
吉範
ひらがなで女ムードをかもしだす
政子
三国番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
嘘でしょう三年預けこの利息
榮子
込み入った話説明する略図
千秋
老いました右と左に分けて持つ
章江
武生番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
台風のように父親怖かった
眞砂子
台風一過コツンとお月さま
和子
不器用な指で人生うまく編む
みつ子
鬼になったあの日の母がふと浮かぶ
迪子
今立番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
壮大な神話が生きている星座
好太
巻き鮨を持たせ見送る母の愛
田甫
ポイントにあと百円とレジが言う
澄子
大野番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
我慢せずあの一言が多かった
あけみ
友人に子ども託してコンサート
美枝
託宣をどこまで信じてよいのやら
淳一
金津番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
駆け上がる山は少女期今は杖
輝子
君が咲くためにやさしい土になる
良一
天国へ直ぐ行く契り延期する
美和子
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
失言を軽い咳して濁してる
文子
女には十月を耐えた自負がある
照子
ご多幸を祈念しますと女文字
榮子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2017.11.6
県民川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
名月に思わず漏らすひとり言
のぶ香
夢に見た巨大迷路へかく寝汗
のぶ香
野仏のすそ染め上げる彼岸花
和郎
深呼吸これから進む第二章
雅一
大関川柳会
最終更新日 2017.11.6
10月の秀句
運命は約束なのか会者定離
静枝
約束も忘れて彼は風に乗り
澄子
今日も又黙って探す置き忘れ
喜代子
勝山川柳会
最終更新日 2017.11.6