2017年9月
福井番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
灯台も蠟燭に似て祈りです
富子
よく眠るやさしい言葉食べてから
由紀子
混ぜないで嘘はゆっくり浮き上がる
美枝子
敦賀番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
ブームなど横目でちらりと通す意地
和子
何食わぬ顔をしてずるいずるい人
陽子
七色の虹から抱くいい予感
照恵
鯖江番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
凄腕の後輩句会盛り上げる
はつお
緑児に大樹の夢を託す母
俊一
老いこんでほしくないねとシャツ選ぶ
吉範
つい本音言って心を覗かれる
明朗
三国番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
おやつ買う孫も立派な納税者
千代子
場違いな派手な衣装に度肝抜く
榮子
このライン越えればきっと罪になる
憲司
武生番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
誰にでも尻尾は振らぬ意地がある
美代子
介護する妻の背中にある荒野
洋介
モノクロの枯れ木に咲いた雪の花
まりこ
今立番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
胸飾るバラがとってもおしゃべりで
迪子
手を染めるきっかけだった展示会
田甫
一念を喪服の芯に秘めている
榮子
大野番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
なにげないしぐさが彼に瓜二つ
京子
喜寿にして仏の里でまた迷う
加代子
雲行きを読んで開いた大花火
節子
金津番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
門灯に眠れぬ木々が狂い咲き
敬子
うまそうな詐欺師は舌で嘘を盛る
田甫
文句など言ったら終わり胸の内
とよみ
少しだけいい気にさせる怪文書
長雄
みやざき番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
愛すべて子に捧げゆき母眠る
榮子
一番星仰いで仕事終えた父母
千栄子
出ておいで予定日告げるママの声
文子
若狭番傘川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
先人の苦労も実る千枚田
明
4Bの芯と遊んでいる余白
明
無口だがそっと温もりくれる人
えつ子
県民川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
思いやり今日も顔出す人情味
雅一
味のある話に膝がにじり寄る
隆之
苦も楽も一緒に癒す露天風呂
悦子
筋書きの通り吹かない娑婆の風
初枝
大関川柳会
最終更新日 2017.10.6
9月の秀句
文句などありませんわと笑いこけ
政枝
亡き夫の意見が今も身にしみる
喜代子
笑顔出てガッチリ絆置いて行き
和子
勝山川柳会
最終更新日 2017.10.6