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2017年6月

福井番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

わかってるわかっていると重い腰

憲範

虫干しの絵本が歌う子守歌

雅一

象の糞虫の母さんごはんだよ

洋介

敦賀番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

カラフルな雨と歩ける雨が好き

照恵

かあさんを真似てかあさんらしくなる

さかゑ

気まぐれな女と添うてからの運

陽子

鯖江番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

野苺を摘んで手向ける石地蔵

保士

熱戦の相手と食べるにぎり飯

瑛一

二幕目を刻む余生が燃えている

いく枝

三国番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

アパートの前に似合わぬ高級車

五十二

親看取り子を養って無一文

節子

やり手だと言われる人も要る祭り

静子

武生番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

苦労掛けましたね母の背が斜め

表 洋子

夢ばかり追いかけ軽い嘘をつく

酒井 孝代

食卓に小さな椅子が増える幸

伊藤 良一

太陽に少年の影立ち上がる

室田 いく枝

どん底で読むこれからに賭けてみる

村田 絹子

踊る詐欺師神の恐れをまだ知らぬ

山岸 峰隆

あじさい大会

今立番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

とんでもない害虫だった裏の顔

栄子

共白髪誓った君は遠い旅

静枝

写経して心ふんわり軽くなる

ツユ子

大野番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

スキップで恋の予感を持ち帰る

あけみ

生前の冤罪に泣く閻魔帳

淳一

ありがとう書いて手帳を閉じて寝る

惠美子

金津番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

振り向いて笑ってくれたのは小鳥

芳月

短くて結べなかった赤い糸

ひろえ

気短な人を宥める甘い菓子

かづゑ

みやざき番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

人情は生きる力の糧となる

みつ子

言い訳を並べて無くす信の文字

照子

人生の重い荷物を捨てに生く

みつ子

若狭番傘川柳会

最終更新日 2017.7.3

百ワット電球よりも明るい子

俊江

沈黙に明るいジョーク座が笑う

志津子

母がいるだけで明るくなる茶の間

えつ子

県民川柳会

最終更新日 2017.7.3

ぼろぼろになったらおいで母の元

美恵子

群衆に溶けて個性が消えていく

一二

あちこちが痛む間は生きている

弘明

大関川柳会

最終更新日 2017.7.3

又一人身内がかけていく愁い

ふじ子

膝にくる猫身内顔やすらかだ

時子

ご近所が身内と思いお付き合い

静枝

勝山川柳会

最終更新日 2017.7.3

気が付けば賢い嫁に操られ

れい子

丹念な仕事が決めた信用度

西穂

うぬぼれて丘に上がった河童だが

良志子

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川柳ばんば」誌の紹介

川柳ばんば」誌

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同人や会員、誌友の句と各大会の案内、入選句等を掲載しています。
もちろんあなたの「投句」も活字になります。お子様やお孫さん、友人・知人にお見せください。